いつかキリンになりたい

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ジャニヲタの弊害が意外なところに潜んでいた


ジャニヲタである弊害は意外なところに潜んでいたと思った話。

関ジャニ∞の曲

関ジャニ∞が好きでこの10年間は関ジャニ∞の曲ばかり聴いている。
関ジャニ∞の曲は、おもしろいことに、10年間で登場人物の人物像があまりブレていない。

2枚目のシングル大阪レイニーブルースでは、1年前に消えちまったアイツと「また会えると信じてるけどせつなくて歩けない」男。
代表曲ズッコケ男道では、「心配ないって笑うけどホントは内心ビクビク」な男。
初めての月9タイアップのツブサニコイでは、「上手く言えずにまた君を怒らせてしまう」男。
シングルだけでもいわゆる「情けない男」が目白押しである。

アルバムやカップリングでも、基本スタンスは「情けない男」。
KAT-TUNやキスマイみたいなオラオラ系の人物が登場する曲ってとても少ない。というか、皆無に近い。
本人たちはどちらかというとオラオラ系なのに不思議だけどこのあたりはまた別の機会に。

ジャニヲタの意外な弊害


ということで、わたしは10年間、「情けない男」が女の子にアピールしまくるとか、「情けない男」が開き直ってがんばるとか、そういう曲ばかりを聴いていたわけである。
それが、無意識のうちに、「現実世界でも男は情けないもの」「現実世界でも男は女を追いかけるもの」と考える結果につながっていたようだ。

もちろんわたしだってこの10年で多少の恋愛経験はあるので、男がそんなものではないということは理性レベルでわかっている。
けれども、やっぱり男性と接するなかで、「あれ、なんか違う」と感じるタイミングは、関ジャニ∞の提示する男性像との違いを発見したときだった気がする。

特に、「男は女を追いかけるもの」。
これ、実際にはそううまくはいかないものだとわかっているけれど、いざ追いかけられない、今まで追いかけてくれていたのが引いていってしまった、となると、そこでわたしは一気に冷めてしまう。
男たるもの、多少情けなくても全力で追いかけろよ!と思ってしまうわけである。
かといって、オラオラとセクシャルに追いかけてくるのも違う。
ジャニーズって、特に関ジャニ∞はMCやラジオは下ネタ全開だけど、曲となるとセクシャルな部分がかなりそぎ落とされるので。
あんまり性欲がないいわゆる草食系男子が一生懸命追いかけてくれるのがわたしの理想になってしまっているんだと思う。

10年前の自分がどうだったかはわからないけれど、少なくともこんなに実現不可能な理想像は描いていなかった気がする。
ジャニヲタって、自分が思っている以上に深いところでジャニーズに毒されているんだなあ、と思いました。